AIの講座を受けた。
便利な使い方も知った。
いくつか試して、確かに速いと感じた。
それでも、しばらくすると元の仕事の進め方へ戻ってしまう。
この原因は、本人の努力不足ではありません。
AIの使い方が、日々の仕事の流れに入っていないからです。
知っていることと、毎回使えることには距離があります。
その距離を埋めるのが、仕組み化です。


まず、仕事を一つだけ選ぶ
AIを導入するとき、会社全体や仕事全体を変えようとすると複雑になります。
最初は、繰り返し発生する仕事を一つだけ選びます。
たとえば、インタビュー後の記事作成。
問い合わせへの返信案。
会議内容の整理。
ブログの構成づくり。
企画案の比較。
回数が多く、手間がかかり、一定の型がある仕事ほど向いています。
ただし、判断の責任までAIへ渡すわけではありません。
どこまでをAIが支援し、最後に誰が確認するかを先に決めます。
現在の流れを記録する
次に、今どのように作業しているかを書き出します。
資料を集める。
内容を読む。
要点を抜き出す。
文章を組み立てる。
事実を確認する。
お客様へ見せる。
普段は無意識に進めている作業も、分けてみるとAIを使える場所が見つかります。
すべてを自動化する必要はありません。
人が時間を使うべき部分を残し、繰り返しの整理をAIに任せます。
入力と出力の型をつくる
AIの結果が毎回変わりすぎる場合、指示文だけを直しても安定しません。
入力する材料と、出してほしい形をそろえることが重要です。
インタビュー記事なら、質問項目、書き起こし、基本情報、記事の構成、確認事項を決めます。
会議の整理なら、決定事項、未決事項、担当者、期限、次回までの作業という形を決めます。
この型があると、担当者が変わっても同じ流れを使えます。
AIに詳しい一人だけが使える状態から、チームで再現できる状態へ変わります。
最後の確認を仕事に含める
AIが出した内容には、事実の誤りや言い過ぎが混ざることがあります。
だから、確認は追加作業ではなく、最初から工程の一部にします。
数字と固有名詞は合っているか。
本人が話していない内容を足していないか。
読み手に誤解を与えないか。
会社の言葉として違和感がないか。
確認項目を一覧にすると、品質を人の勘だけに頼らずに済みます。
一度つくって終わりにしない
仕組みは、実際に使うと改善点が見つかります。
入力に時間がかかる。
出力が長すぎる。
確認で同じ修正が何度も出る。
別の担当者には分かりにくい。
こうした記録を残し、月に一度でも見直すと、仕組みは少しずつ現場へ合っていきます。
新しいAIへ次々と乗り換えるより、今使っている流れを一つ改善するほうが成果につながることも少なくありません。
AIと人の役割を、仕事ごとに決める
イケラボでは、AIだけを単独で考えません。
本人の想いを聞く人。
内容を整理するAI。
品質を確かめる仲間。
届けるためのメディアと人脈。
これらがつながって、初めて仕事の流れになります。
ストーリー◯◯も、インタビューから記事、掲載、紹介までを一つの流れとして育ててきました。
AIを何に使えばよいか決まっていない場合も、ツール選びから始める必要はありません。
まず「時間がかかっている仕事」や「何度も繰り返している作業」を話してください。
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