今日、52秒のショート動画が3つのSNSに公開されました。
カメラは1秒も回していません。
編集ソフトも開いていません。
作ったのは、私のAI社員たちです。
「AIに任せる」と聞くと、何でも一発で完成するように見えるかもしれません。
実際には失敗もありました。
それでも、指摘を次の仕事へ残せるところまで含めて、AI社員と働く面白さが見えた一日でした。
何ができたのか
公開されたのは、2026年7月29日に作った52秒、1080×1920の縦型ショート動画です。
私のキャラクター「いけちゃん」が、私の声で話します。
声は、71秒の参照音声から作ったAIクローンです。
口が動き、頷き、話に合わせて画面が切り替わります。
「奪われる人 vs 創る人」という対比から始まり、馬車と蒸気機関車のイラストがズームし、最後は大きな言葉で締めます。
制作には、イケハヤさんの教材に同梱されている「short-video-maker」スキルを使いました。

実際の動画はこちらです。
実例・InstagramリールInstagramで動画を見るAI生成であることをキャプションにも明記しています別窓で開く ↗
実例・TikTokTikTokで動画を見るAI生成ラベルを付けて「誰でも」の設定で公開しています別窓で開く ↗
私がやったことは、これだけ
正直に書くと、私がやったのは元のnote記事のリンクを渡し、キャラクター画像と声の見本を渡し、途中で何度か「OKです」と伝えたこと。
あとは、投稿画面へ動画ファイルを3回ドラッグ&ドロップしたくらいです。
私が手を動かした時間は、合計10分ほどでした。

投稿作業まで、AI社員がやる
動画ができたら終わり、ではありません。
AI社員は私のブラウザを操作して、YouTubeのタイトルと説明文を入力し、TikTokのAI生成ラベルをオンにし、Instagramのカバー画像を選びました。
ただし、公開ボタンの前では必ず止まります。
最後に内容と公開先を確かめて「OKです」と言うのは、人間の仕事として残してあります。
社員管理も、ちゃんと見えるようにした
AIに任せると言っても、丸投げにはしていません。
イケラボには、AI社員の仕事を一覧で確認できるダッシュボードがあります。

秘書、経理、マーケ7名、営業4名など、AI社員は全部で14名。
誰が何を担当し、何が作業中で、どこに人間の確認が必要なのかが見えるようになっています。
マーケ室では、YouTube担当のひかり、TikTok担当のこまち、Instagram担当のいろはと、SNSごとに担当を分けています。
今回のショート動画は、この3人にとって初めての公開仕事になりました。

縦長の全体画面では、開発室や資料作成室まで含めた配置も確認できます。

このブログ記事も、AIが書いています
種明かしをすると、この記事の下書きは、動画を作ったClaude Codeが書きました。
文章の仕上げと図解、WordPressへの反映は、ホームページ担当のCodexが受け持っています。
AI同士は「引き継ぎ書」というファイルでバトンを渡します。
動画担当が、その日に起きたことや数字、公開リンク、失敗と直し方をまとめておく。
ホームページ担当は、それを読んで記事へ仕上げます。
私は「引き継ぎ書を読んで進めて」と伝えるだけです。

失敗も、ちゃんとあった
最初からうまくいったわけではありません。
1回目は、閉じ目でにっこりしているキャラクターの上に、コード側の目と眉が重なって二重に見えました。
原因になった表情指定を無効にし、このキャラクターでは描き足さないルールをスキルへ追記しました。
金色の強調字幕が明るい体に重なり、読めなくなった場面もあります。
字幕へ8方向の縁取りを加え、背景が明るくても読めるテンプレートに直しました。
公開後には、最初の1コマが白いフラッシュと重なり、SNSの一覧画面でカバーが白飛びする問題も見つかりました。
フラッシュを置く位置をルール化し、同じ問題が起きにくい形へスキルを更新しました。
さらに再投稿版では、冒頭0秒から2.2秒に表示するタイトルカードをAI画像として作り、日本語を画像へ直接焼き込みました。
SNSの一覧画面でも内容が伝わる1枚を最初に置くことで、白いカバーになる問題を根本から直しています。
失敗を隠すのではなく、原因を探し、直し、その学びをマニュアルに残す。
私は、この積み重ねを「AI社員を育てる」と考えています。

かかったお金
今回の動画1本にかかった音声と画像の生成費は、約50円でした。
最初に声をクローンしたときだけ、別に数百円かかっています。
これは今回の制作環境で実際に発生した材料費です。
サービスの契約料や、私が確認した時間まで含めた価格ではありません。
大事な判断は、人間が持つ
公開の最終確認、お金に関する判断、そして違和感や失敗を見つけて伝えること。
ここは人間が持っておきたい仕事です。
AIで作ったことも隠しません。
動画内に「声はAIで生成しています」と表示し、YouTubeではAI使用を申告、TikTokではAI生成ラベルを設定、Instagramでもキャプションに明記しました。
便利さだけではなく、見た人に誤解させないことも大切だからです。
「できない」は、仕組みで変えられるかもしれない
私は動画編集ができません。
それでも今日、3つのSNSに動画が並び、この記事も公開直前まで進みました。
道具が変わると、自分一人ではできなかったことにも手が届きます。
もし「発信したいけれど、動画や記事まで手が回らない」と感じているなら、能力がないのではなく、まだ一緒に進める仕組みがないだけかもしれません。
イケラボでは、AIを使うこと自体を目的にせず、あなたの仕事に合う形へ一緒に組み立てます。

