
「AIで書いた文章って、なんとなく分かるよね」
「AIで書いた文章は、読む気がなくなる」
SNSで、そんな投稿を見かけました。
AIを使って文章を書いている人なら、少し手が止まる言葉だと思います。
「私もAIで書いているけれど、やめた方がいいのかな?」
「もっと自分らしい文章を書かないとダメなのかな?」
そうやって悩んでいる人に、この記事が届いてほしいと思いました。
僕の答えは、やめなくていいです。
誰にも伝わらないまま思いが埋もれてしまうくらいなら、AIの力を借りて、読み手に届く形へ整えた方がいい。
僕は、そう思っています。
ただし、何でもAIに丸投げして、そのまま公開すればいいという話ではありません。
大切なのは、何をAIへ任せて、何を自分が持ち続けるかです。

文章が苦手なことと、伝えたいことがないことは別です
これは調査結果ではなく、あくまで僕の体感です。
読みやすくて、何を言いたいのかがすっと入ってくる文章を書ける人は、2割くらいかもしれません。
だからといって、残りの人に思いや経験がないわけではありません。
思いはたくさんある。
伝えたいこともある。
でも、頭の中にあるものを、初めて読む人が分かる順番に並べるのが難しいんです。
話している途中で、前の話へ戻る。
あとから大事なことを思い出す。
自分の中では当たり前なので、説明を飛ばしてしまう。
これは、珍しいことではないと思います。
文章が下手だから、思いまで弱いわけではありません。
ただ、伝える順番で損をしているだけです。
読みにくい文章の方が、自分らしいとは思いません
自分で一から書いた文章なら、自分らしい。
AIが整えた文章なら、自分らしくない。
本当に、そうでしょうか。
本人が話した経験や本音が入っていて、本人が伝えたい相手を決めていて、最後に本人が読んで確かめている。
その文章は、十分にその人の発信だと僕は思います。
AIが変えるのは、思いそのものではありません。
話した順番を、読み手が受け取りやすい順番へ並べ直す。
伝わりにくい言葉を、相手が理解しやすい言葉へ置き換える。
重なっている説明を整理して、一番伝えたいことが埋もれないようにする。
そこを手伝ってもらえばいいんです。


AIっぽい文章が生まれる理由も、たしかにあります
AIで作った文章が、どれも同じように見えることはあります。
きれいに整いすぎている。
言っていることは正しいけれど、誰が書いたのか分からない。
どこかで見た言葉ばかりで、その人の場面が浮かばない。
そんな文章なら、読む気がなくなる人がいるのも分かります。
でも、それはAIを使ったことだけが原因ではありません。
短い指示だけを渡して、本人の経験も価値観も入れず、出てきた文章を読み直さずに公開する。
それでは、誰が頼んでも似た文章になりやすいです。
反対に、自分の経験をたくさん話す。
なぜそう思うのかを伝える。
普段の言い方や、使いたくない言葉も渡す。
出来上がった文章を読み、自分の感覚と違うところを直す。
ここまでやれば、AIは自分らしさを消す道具ではなく、自分の言葉を届けるための整理役になります。


自分で書ける人は、自分で書けばいい
コピーライティングを学び、自分の言葉で読みやすい文章を書ける人は、自分で書けばいいと思います。
AIを使うことが正しいと、押しつけるつもりはありません。
自分で書く時間が好きな人もいます。
言葉を選びながら考えが深まる人もいます。
それは、とても大切な時間です。
でも、頭の中をまとめるのが苦手な人まで、一人で全部書かなければならない理由はありません。
話す方が出てくるなら、たくさん話せばいい。
順番がおかしくても、同じことを何度言っても大丈夫です。
そこからAIと一緒に、伝わる文章へ整えればいいんです。
Ikelaboが変えたいのは、あなたの中身ではなく、届け方です
Ikelaboでは、本人の文体や価値観を読み、その人が実際に話した内容を材料にして文章を作ります。
本人が言っていない経験や数字を、もっともらしく足すものではありません。
文章を整えたあとも、「本当に自分の言葉になっているか」を本人が確かめます。
変えるのは、文章の構成です。
変えるのは、読み手が迷わない順番です。
変えるのは、届けたい相手に伝わる言葉の選び方です。
残したいのは、その人の考えです。
経験です。
少し言い切れない迷いも含めた、その人らしさです。
文章を整えたからといって、必ず読まれる、必ず共感されるとは言えません。
それでも、分かりにくさだけが理由で、大切な思いが埋もれてしまうことは減らせます。
まず、3分だけ話してみてください
今日、SNSやブログで伝えたいことを、音声で3分だけ話してみてください。
きれいに話そうとしなくて大丈夫です。
話し終わったら、Codexへこう頼んでみてください。
この話を、私の価値観と言い方を残しながら、初めて読む人にも伝わるブログに整えてください。
足りない事実は質問してください。
私が言っていないことは足さないでください。
出来上がった文章を読んで、「ここは違う」「ここはもっと強く言いたい」と返せば、さらに自分の言葉へ近づいていきます。
AIに任せるのは、あなたの思いではありません。
任せるのは、伝わる形へ整える仕事です。
僕は、それでいいと思っています。
